マニュアルトランスミッションの仕組みを英語の動画で学べます。
MT（マニュアルトランスミッション）とは手動でギアの変更をするタイプの車のことで、ニュートラルやリバース、1～７速などの各種ギアがあります。単にマニュアルと呼ばれることが多いです。MT車、ミッションと呼ぶこともあります。
日本国内の自動車販売台数におけるMTの普及台数は少なく、業務用の大型車や作業用車両、趣味性が強いスポーツタイプ乗用車などに搭載されるに留まります。
マニュアルトランスミッションに関する英単語
gearbox マニュアルトランスミッション（英国）
reverse gear バックギア
gear ratio ギア比
the input and output shafts 入力軸／出力軸
counter shaft 仲介軸
in mesh 歯車 （噛み合って）
減速、駆動系の基本
エンジンで発生した回転力は、そのまま車輪に伝わるのではありません。１次減速機構、変速機、２次元速機構という３段階で減速されます。運転状況に見合った形で、駆動機に伝わります。
減速：ガソリンと空気を混ぜた混合気を圧縮、燃焼して得たピストンの往復運動を、クランクシャフトの回転運動に置き換えるエンジン。１分間に３０００回転とかで回転しています。そのまま、車輪に伝えても、何百キロある車両は動かせません。
そこで、減速。回転スピードを落として、強く回る力に変える必要があります。ここでつかわれるのがギアになります。
Gear Types and Gear Ratios Explained 👈いろいろなギアの英語
歯車A 歯数２０で歯車歯数４０のとき。 歯車A ２回転」：歯車１回転 減速比＝１
２つの歯車Aを１kgの力で回転させると、歯車Bは歯車Aが２回転に対し、１回転します。ここで２kgの力が生まれます。力は２倍、回転数は１／２になります。減速する比率を減速比といいます。１／２になるのなら、減速比は２。１／３なら、減速比は３。
エンジン性能「パワー」 ＝ 一定時間にどれだけ仕事ができるか
トルク ＝ 軸を回そうする力
動力の伝達順序
クランクシャフト → １次減速機構（エンジン回転を大きく減速） → クラッチ →
トランスミッション（運転状況に合わせて最適なトルクを生み出す）→２次減速機構（チェーンやシャフトドライブでタイヤに伝える）
