グローバル調達とは?
調達の目的、形態、International Procurementとの違いをまとめます。
情報技術の発展、貿易自由化の動きが加速し、調達市場はグローバル規模に広がっています。現在、コロナウィルスというパンデミックに直面し、今後のグローバル調達の方向性も少し変化が起きるかもしれませんが。グローバル調達の形態には以下があります。
- Out-in
海外から国内へ - In-out
国内から海外へ - Out-out
海外の1カ国から別の工場へ - Out-in-out
三国間貿易のように国内を介して、ある国から別の工場へ - Local
現地調達、国内調達
1. グローバル調達の目的
目的としては、大きく4つに分れます。
1. Cost reduction
原価低減
2. Technology
技術確保
3. Risk management
リスクマネジメント
4. Not available at a home country
国内では調達不可
為替やマルチリソース確保ということでリスクマネジメントということができますが、昨今のパンデミックを考えるとリスクが増大するケースもあります。中国は一見コロナウィルスが収まっているように見えますが、米国との摩擦貿易、インドとの関係悪化などで、必ずしも物が入りやすい状態ではありません。また、環境負荷禁止物質の使用に対するリスクは日に日に増しており、日本の大企業は、知らず知らずのうちに海外の取引先から、使用禁止物質を輸入していたなどの事例が散見されていますので、取引開始前、後も入念な調査が必要になります。
ただ、長い目でみると映像技術が発達し、映像を通じた取引先工場の指導が5G導入でより身近なものになり、グローバル調達は拡大していくと思います。
グローバル調達の最大の目的はCD(コストダウン)であることが多いです。CDは、和製英語です。海外ではCost Reduction、Cost-cuttingといいます。とはいえ、日本のメーカーと付き合っているアジアの会社は、CDで通じます。たくさんの日本人がCD,CDって言ってきたからだとおもいます。
2. Global procurement と International procurementの違い
Globalは全世界。Internationalは、2国以上となります。よってグローバルの方より大きな規模での調達を示します。
China banned Facebook, Twitter , almost all social media apps